Be Quickly. / PVG / Cities.001
上海でやることがなくてうどん屋を検索したらはなまるうどんが現地にあることを知り、行ってみた。
マズかった。
先日、中国に数年間駐在していた友人が帰国し、「品川なうだけどメシくわね?」と電話がかかってきたので会いにいった。最近シュラスコ食ったりして肉づいていたので、合流する前は今日もなにか肉とか食おうかというつもりでいたけど、会ってみたら疲れたまってそうだったので薬膳に。
いったのはこの店:
10-zen.com—restaurant
http://tabelog.com/tokyo/A1314/A131403/13000521/
俺ら以外は客全員女性。うまかったので7000円/人くらい食った。
で、彼が数年滞在した中国の雰囲気など話した。
・中国はストあるけど日本みたいに過労や鬱や自殺とかはない。日本おかしい。
・北京に刺身を送る場合、上海経由で輸送されるため、上海で食った方がうまい。
ほかにも色々話を聞いたが、刺身の話はすごく印象に残った。
俺が上海に行った際は「はなまるうどん上海店行ってみたけどクソまずい」とかの感想くらいしか食に関しては思い出がなかったので…刺身を中国で食うという発想がなかった。
以下、上海についてまとめる。ほかにも各都市についてまとめる予定。
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これまでのあらすじ:
時は21世紀。核とか経済危機とかあるけどそれはそれとして松屋の牛めしがうまいのであった。
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Cities=住みたい国が無いのまとめ:以下のようなことを国別にまとめる予定。
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中国すげーけど彼らと戦って勝てないし空気ヤバくて気管が死ぬわ
→車嫌いだからヴェニスに住もうと行ってみたら普通にバスいたわ
→徒歩で暮らせる都市部がいいけどNYC飽きたしやることないわ
→アジアに可能性!香港やシンガポールやKL行き過ぎ飽きたわ
→アジア暑すぎ気候のいいLA→広すぎ車嫌いだから無理だわ
→ユーロ安いしヨーロッパでいんじゃね?→ロンドン滅べ
→ドイツ人楽だしベルリンいいけどドイツ語めんどいわ
→バルセロナ気候良過ぎマジ住みたいけど仕事無いわ
→と思いながら東京で暮らしてるけどマジ飽きたわ
→石油掘って住みたい国作るためにカネためるわ
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一言で言うと、「上海まとめ:おそらく二度と行かない」で終わってしまうのだけど。
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これまで、中国には10回程度入国している。そのほとんどが、香港滞在時に深圳に行ったときのものだ。
香港からは深圳が近く、日帰りでも十分なくらいだ。そのため入国回数は多いが滞在日数は少ない。なので入国審査時に「お前中国に細切れに入国しまくりだけど何なの」とか確認されたりする。
しかし、その短い滞在から垣間みた中国の圧倒的な例の何かによって、「うあー。中国絶対住みたくねえしできるだけ行きたくねえ。普段どこ行っても観光せずに都市部で散歩してるだけだけど、中国に限って言えば世界遺産の観光地とかしか行きたくないしそれ以外の目的で行くのが怖い。」といった感想を得ていた。
前述の友人が中国赴任中の間、中国内の主要な各所に行きまくっていたので、それぞれ感想やおすすめ具合、行き方や観光客の多さなどについてたまに聞いたりしていた。で、オススメとしては桂林と張家界だそうだ。後者は映画アバターのロケ地だ。それぞれ画像検索でググれ。
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なぜ上海に行くことになったのか→暇なら来いと言われたので。
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以前より、アジア各地の航空券を購入する際、価格比較サイトなんかで検索すると、上海経由のチケットが最も安いことが多かった。ただ、乗り継ぎになるので時間は倍くらいかかることが多く、あまり手を出すことが無かった。
それで「もし上海に慣れておいたら路線も多いみたいだし、色々なところに行く際に経由地として活用できるかなー」なんてことをちょっと思ったので、一週間くらい行ってみようかなとタイミングをうかがっていた。
中国内のハブにもなっているので上海からどこでも行ける。けどLCCの発達しているほかのアジア諸国やヨーロッパに比べ高くて片道一万円とか。
で、上海からちょっと行ったところに現地法人があるのでよく出張に行くと言う友人から「お前ヒマなら次の俺の出張についてくれば?現地では放置だが。」と言われ、「おk−」と快諾して以前よりどんな風な感じか見てみようと思っていた上海に行ってみることにした。
上海滞在経験のある人たちに現地の感想とかおすすめスポット無い?と聞いてみたところ、複数の相手より「二度と行くか、って意外に言うこと無いですね。。。」との回答を頂いた。「あー俺もその感想を実感するために行ってきます。。。」と答えてチケット予約。
事前に図書館に行って現地情報を大量に摂取してみたけど、例によって行きたい場所も食いたいものも無い。「また散歩して疲れたらカフェでパソコンなんだろうなー」と思っていたら実際にそのとおりになり、上海の空気の悪さに体調をやられて数日寝込んだ。
空港からホテルに移動するまでに、かなり大きめの幹線道路沿いで立ちションを見かけること多数。鶏を200匹くらい乗せたバイク、そびえ立つ高層オンボロ民家。
寝込んでるあいだはホテルで近所のファミマで買った栄養ドリンクと適当なコンビニ弁当。。。実に旅情が満載だね。
例によって服が無かったのでユニクロ。そしてファミマで日本風カレー、レッドブル。
フェリーにも乗ってみた
中国語圏では言葉が通じないので、タクシーでは行き先をiphoneに書いて見せることにしている。neunoteが大活躍。
現地で中国版のiPhoneを買ってみた。
現地で使う物は現地で買った方がその都市についての理解が深まる…というか、必需品を買うくらいしか出かける用事がなく、単に闇雲に散歩するだけになりがちなので。検閲版のiPhoneはなかなか勉強になった。SIMフリーだけどWifiは検閲の専用接続につながる。また、デフォルトだとグーグルが使えないので一回香港のグーグルに飛ばされる。
市内の高級ショッピングモール内のエレベーター内には、タバコの吸い殻、割れたガラスなどが落ちており「ああ、、中国だわ」との感想を得た。
上海のはなまるうどんは上海一高いビルの真下にある。
めちゃくちゃマズかった。水のせいなのか、茹でのせいなのか、小麦粉のせいなのか、病み上がりの下には判別がつかなかった。
上海ではうどんをくってiPhoneを買ったらもうやることがなくなったので、空気がマシな場所を求めて地方へ移動。
中国の電車網は長距離移動がしやすくて安い感じ。飛行機で片道一万円かかるところに1000円でいけたり、かなり遠いところまで安く行けるし、そのまま乗ってれば香港とか北京とかのかなり離れた主要都市まで楽々。反面、チケット購入ごとに身分証を見せなくちゃならなくて「あー中国人が省を越える乗ってマジで制限あるんだなー」と実感。
上海駅はものすごい数の路線がものすごい数の人に対して開かれており、駅横のタクシー乗り場には数百人の列。「ああ、中国だわ。。。」との感想を得た。
漢字の券売機や人の多さで切符の買えないカナダ人とフィンランド人に声をかけられ、英語の使えるチケットカウンターまで案内したりした。それぞれ仕事できている外国人とのこと。
券売機にそいつらを連れて行ってチケット買ってると、中国人が「Be quickly」と話しかけてきた。急げと。英語文法的には間違ってるけど、そいつは急いでるのを伝えるために適当に話しかけてきたのだ。発音や表現のミスを恐れて英語を使えない日本人との対比が俺の中で際立ち、急成長する上海でそいつに急げと言われたことはすごく印象に残っている。
地方でもハイパー空気汚染。
上海まとめ:
-おそらく二度と行かない
-上海は空気が汚い中毎日7時間散歩してたら2日間寝込んだので風光明媚な方面に移動したよ。
-名古屋を東京の規模にした感じ。人口2300万人の都市。
-貧富の差の激しい瓦礫のような街にコミケのような人口が住んでいる。
-俺の職場は無いと感じた。英語できるヤツはいくらでもいるし。
-マッチすれば現地人に比べたら給与は数倍レンジだが日本の数分の一だろうなー
-ひとりっこ政策の影響?コンビニレジ横に大量のコンドームが常にある。
-地下鉄などのセキュリティチェックが多く、スマートフォンがバックパックの穴という穴に合計80個くらい入ってるお前らみたいなタイプには不便な街。
-中国マジで住めないし都市部は空気が悪くて俺の目的に沿わない(散歩して疲れたら作業とかしようとすると大気汚染過ぎて体調悪くなる)けど、景色がいいとこを散歩するためにならまた行ってもいいかなというかそれ以外の何も出来ねえ。
-上海経由で別の地方都市とかに行って世界遺産を見に行くためなら最悪寄ってもいいっていうかそれしかしたくねえ