温泉地としても、露天、湯宿、足湯などまんべんなく網羅していて、飲食店も充実。外国人観光客も多いからか、電源無線LAN完備のところも多く、施設も予算も十分で完全に顧客を殺りにきている優良全方向集客温泉タウンでした。
でやっぱり交通費がかかるのだけがネック。
車でみんなでワイワイ行けば楽しくはあるだろうけど、バスや電車だとやはり3〜4時間、片道でかかり、車内で作業できる人なら苦にならないだろうけれど、一泊とか数泊して現地カフェや宿で集中して片付けるものを用意していく、という用途の方がおすすめかもしれません。ってこれまんま文豪が温泉宿に缶詰になるのと同じ文脈ですよね。
バスが新宿や東京駅、日本橋から一本で行ける感じなので、バスの中で集中できる人なら。上野から特急電車があるけど、乗り換えを挟んで3時間半なので、往復やっぱり7時間。温泉で2時間は取られることを考えると、泊まるのがやはり無難。
で、宿なんですけれど、「繁華街もお土産ストリートもない場合、温泉宿は料理付きで予約必須」みたいな風潮があるのですが、草津温泉、その辺は柔軟に出来そうで、素泊まり宿で安く済まそうと思っても結構候補が多そうだった。
掛け流しで貸切風呂で四千五百円って、他ではなかなか見ないね…
で、お金をもっと払うと、温泉に来ました感のある和風旅館も大量にある。
日帰りの場合も、足湯で休憩して、電源も無線もあって、千円とか二千円。飲み物までつく。
足湯 草菴
http://www.kusatsu-souan.co.jp/facilities/
温泉併設の休憩所(ハッカソン会場)を借りるだけでも千円前後払う必要がある温泉地が多い中、至れり尽くせりの待遇と言えます。たぶん、古くから観光客で賑わって旅館やいろんな業態のお店が乱立した結果、供給が多すぎて競争原理が働き、コスパがいい感じになっている、みたいな背景があると思う。それなりに淘汰がされたあと、いいものが残ってる雰囲気があった。交通費がかからなければ、関東近郊のスーパー銭湯行くのと同じくらいの費用で1日楽しめるはず。
1日しか使えない場合は、賽の河原っていう観光コース再奥に、これまた「ザ・露天風呂!」という感じのベタベタの絵に描いたような広くて自然に囲まれた露天風呂があって、これも千円とかで入れるので、足湯+露天風呂だけで日帰りでもいいかも。まあでも作業可能な時間は少なくなります。
これの奥に露天風呂オブ露天風呂がある。
http://sainokawara.com/guide.html
受付に人がいるけど、それ以外はかなりセルフサービスな感じでタオルレンタルもなし。買うと千数百円するので、入浴の六百円だけで済ませたい場合はタオルを持参しましょう。体を洗うとこがないので、たぶんみんな汚いのだけど、湯量と広さが桁違いなので、まあなんか、汚れは薄まっている感じだと思います。その辺気持ち悪いって人にはオススメしない。
こんな感じで看板が出ているので迷うことはないと思います。大人六百円。コスパ大満足。
道中、ちょっと座るところもあるので作業可能と言えば可能です。目の前に足湯。
露天風呂から出たら満月。ホクホクしながら終バスを目指しました。
っと、バスに乗る前に時間があったので、作業場所を探したんですが、問題なく電源無線カフェを発見。食事もおいしいし、次回来た時にはまた寄りたい。
カフェ・スパ・ノイエポスト
http://www.gokurakukan.com
テーブル脇に電源。もちろん使用おk
ちょっとオシャレで楽しげなパンフレットもおいてあって、、宿も併設している様子。ここに次回泊まってもいいかな。
他にも、宿併設カフェは快適なところが多かったですね。
「ここってパソコン開いて作業しちゃっても大丈夫ですかね?電源も借りれると嬉しいんですが…」と聞くと、快く応じてくれました。コーヒーの質も業務用のマズいのじゃなく、ちゃんとしていた。 草津、現代的な電源無線LAN完備のところも多いけど、電源のない昔ながらの、お茶する休憩所的な位置づけの喫茶店も多いので、入店前に聞いておきましょう。
というわけで、快適この上ない草津の作業環境をだいたい紹介したところで、電車で到着した場合のいき方です。JRの駅降りたら、目の前バス停で、周囲には何もありません。サクッとバス乗って終点まで行きましょう。
この日は温泉地に近づくにつれ、渋滞で動きが遅くなってました。自家用車だとたぶん、駐車場に困ったりもするかも。
昔からの観光地なので、パンフレット、地図、食事処、あらゆるものが整備されていて困ることはなかったです。ただ一点、温泉に来た感を煽るためか、観光コースは特に硫黄臭が立ち込めていて、苦手な人にはきついかも。MacBook Airとか服とかに硫黄臭がついて消えないかも。
いわゆる草津のメインな場所。疲れたら座れるしコンビニもあるし、すぐ脇に足湯や日帰り温泉が無限にある。供給過多。でもその分競争原理で質もいいし安い、みたいな感じ。
帰ろうかなーっつって検索したら、軽井沢経由で帰れよとかでたので、数日あれば、軽井沢観光なり夏なら避暑地から草津に来たり、周遊の楽しみもあるかもしれません。